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攻略トップ 攻略トップへようこそ! 現在完成度は44%(41/107) ワールドNo. ステージ数 空き 完成度 攻略完成度 概要 WORLD1攻略 12(9) 7 58% 簡単なコースが多いワールド WORLD2攻略 12(9) 7 58% 荒れ地が舞台。難易度は序盤にしては高め WORLD3攻略 12(9) 5 42% 海辺のワールド WORLD4攻略 13(10) 4 31% 樹海のワールド。迷路もある WORLD5攻略 14(11) 9 64% 雪原のワールド 滑りまくりんぐw WORLD6攻略 13(10) 3 23% 山地のワールド WORLD7攻略 11(8) 6 55% 空のワールド。アスレチック系が多く、シビアな操作が要求される WORLD8攻略 12(9) 3 25% マグマのワールド WORLD9攻略 8 0 0% まだ募集していません 括弧内は敵コース入れずに 今のところ全107コース(遭遇戦込み)、全82コース(遭遇線無し) 色 完成度 赤 0-20% 濃い橙 21-40% 薄い橙 41-60% 黄 61-80% 黄緑 81-99% 緑 100%
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ボス攻略 ボス攻略ボス1 ボス2 ボス1 攻略情報1 攻略情報2 ボス2 攻略情報1 攻略情報2
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ダンジョン攻略ダンジョンの構成とイベント マップの構成とポイント 各階層のマップ(一例) NORMAL簡易攻略人間の里 幻想風穴(B1F~B3F) 紅魔館(B4F~B6F) 守矢神社(B7F~B9F) 灼熱地獄跡(B10F~B12F) 地霊殿(B13F~B15F) 自機キャラクター別攻略博麗霊夢 霧雨魔理沙 十六夜咲夜 アリス・マーガトロイド テクニック逃げ撃ち 壁越し攻撃 アーティの後重ね ボス敵攻略スペルカードを使用しないボス 十六夜咲夜 東風谷早苗 霊烏路空 古明地さとり EXTRAについて チルノファーム ダンジョン攻略 洞窟内に広がるダンジョンの概要と簡単な攻略法など ダンジョンの構成とイベント 洞窟のダンジョンは地上(人間の里)から地下へ潜っていくことにより進行する。 エリア 階層 備考 人間の里 1F 商店・倉庫の利用、各種クエストが受けられる 幻想風穴 B1F ボス:キスメ B2F ボス:ルーミア B3F ボス:水橋パルスィ 紅魔館 B4F ボス:紅美鈴 B5F ボス:フランドール・スカーレット B6F ボス:十六夜咲夜 守矢神社 B7F ボス:アリス・マーガトロイド、八坂神奈子 B8F ボス:洩矢諏訪子 B9F ボス:東風矢早苗 灼熱地獄跡 B10F ボス:星熊勇儀 B11F ボス:火焔猫燐 B12F ボス:霊烏路空 地霊殿 B13F ボス:八雲藍 B14F ボス:古明地こいし B15F ボス:古明地さとり また、以下の場面で会話イベントが発生する。 ① 紅魔館 エリアに属する階層に初めて入った時 ② 守矢神社 ③ 灼熱地獄跡 ④ 地霊殿 ⑤ B6Fの ボスと初めて遭遇した時 ⑥ ボスを初めて撃破した時 ⑦ B7Fの ボス(アリス)と初めて遭遇した時 ⑧ ボス(アリス)を初めて撃破した時 ⑨ B9Fの ボスと初めて遭遇した時 ⑩ B12Fの ⑪ B15Fの ボスと初めて遭遇した時 ⑫ ボスを撃破した時 ①~④は各種クエストの発生やショートカット系の巻物の販売フラグとなっている。 ⑥、⑧を見るとその時撃破したボスが自機として使用可能となる。 ⑫はエンディング(NORMALのみ)。 注意!NORMALのさとりは倒した時点でそのままエンディングに直行する為、 死んで落とした装備を回収出来なくなります。 なお、自機が咲夜の時は①と⑤と⑥の3つが、自機がアリスの時は①②⑤⑥⑦⑧の6つが 既に発生済みと扱われる。 また、1キャラでも⑫のエンディングを見るとタイトル画面で「つづき」を選ぶ時難易度選択ができるようになる。 選択できるのはNORMAL(初期状態と同じ)、HARD(NORMALより敵のレベルが高い)、LUNATIC(さらにレベルが高い)、EXTRAの4つ。 ただし、より上級の難易度を選択できるのはクリア時に使用したセーブデータのみです。 オンラインモードでは、①~④以外のイベントは発生しない。 よって、⑥や⑧で自機を増やすイベントやエンディングを見るには一人モードで条件を満たす必要がある。 なお、上位のモード解放条件はさとり撃破のみのようなのでオンラインモードでも満たすことができる模様。 マップの構成とポイント 各階層にあるもの(敵・オブジェクト・階段等)はマップ生成時にランダムで決められる。 マップが生成されるのはゲーム開始後一度人間の里に戻った時、タイトルに戻った時のどちらかであり 巻物等で人間の里と行き来しても既に歩いたマップが見られなくなったり、敵やアイテムが復活したりはしない。 ネットワークプレイでは、サーバープレイヤーがタイトルに戻るを行わない限りマップの再生成が行われない。 B15F以外の階層には上り階段と下り階段が1つずつあり、それぞれ上下の階層と繋がっている(B15FにはB14Fに繋がる上り階段のみ)。 階段のある部屋は必ず真っ直ぐな壁に囲まれているので、探索の参考にしよう。 また、ほとんどの階層にボスとなる原作登場キャラがいる。 その階層の雑魚敵よりはるかに強いので、出会っても戦うかどうかは慎重に決めよう。 ボスのいる部屋とその周辺の地形はある程度固定された位置にあり、マップが再生成されても似たような場所にあることが多い。 各階層のマップ(一例) 以下に各階層のマップの一例を示す。赤枠はボスのいるエリアであり、マップが再生成されても同じような地形が必ず存在する。 なお、ボスがいるのは黄点のあたり。 B1F . B2F B3F B4F B5F B6F B7F B8F B9F B10F B11F B12F B13F B14F B15F NORMAL簡易攻略 NORMALでエンディングを見るまでの注意点など 人間の里 阿求の倉庫にあるアイテムは全キャラ共有です。 他のキャラでも中身を引き出す事が出来ます。 他人のスペルカードを拾っても売ったりせずに、倉庫を通して本人に渡しましょう! 特にリング系はLv.1で装備出来る為、強いリングがあれば新規キャラの育成が楽になります。 各種ショートカットの巻物も倉庫に入れておけば、Lv.1のキャラでも一気に深層に潜れます。 幻想風穴(B1F~B3F) 雑魚敵に特に注意すべきものはいない。B1Fのふわふわ毛玉・B3Fのアイアンゴーレムはクエストで要求される アイテムを落とすので、クエストが終わっていなければ見逃さず倒していこう。 B1Fボスのキスメはマップ中央のやや右か左寄りの場所にいることが多い。ふわふわ毛玉が大量にいる場所に来たら注意。 B2Fボスのルーミアはマップ中央から左の方にいる。逆Uの字型の特徴的な地形の中にいるのでわかりやすい。 クエスト目標となっていることもあってかなり強いので、十分にレベルを上げて挑もう。 B3Fボスのパルスィは中央から左にいる。壊せる扉の中にアイアンゴーレムが沢山いるエリアに注意。 パルスィはそれほど強くなく経験値も手頃なので、何度も通って序盤のレベル上げの補助に利用しよう。 逆にルーミアはレベル上げには向かない。パルスィ以上の経験値を持っているが、HPがかなり多く倒すのに時間(とポーション代など)がかかる。 紅魔館(B4F~B6F) このエリアで初めて射撃タイプの敵が登場する。他の敵と戦っている間に後ろから攻撃されることが多いので 壁や宝箱などの障害物を上手く利用して別々に戦おう。1~2発の被弾を覚悟で先に倒すのもアリ。 クエストアイテムを落とすのはB4Fの骸骨とB6Fの黄金バット。蝙蝠だけが知っている。 黄金バットなどの蝙蝠系の敵は、周囲で樽が壊されたり他の敵が倒されたりすると自機から逃げるように動く。 囲まれそうな時に覚えておくと多少ダメージを抑えられるかも。 B4Fボスの紅美鈴はマップ中央の大きなスペースにいる。入り口の絨毯と壊せる扉が目印。 B5Fボスのフランドールはマップ中央の柵と壊せる扉に囲まれたエリアにいる。ルーミア同様かなり強いので注意。 B6Fボスの咲夜もマップ中央の柵と壊せる扉に囲まれたエリアにいる。強力なスペルカードで攻撃してくるので 上手く避けながら攻撃しよう。最後の操りドールは迂闊に接近していると即死もあり得る。 B6Fボスの咲夜は自機が咲夜もしくはアリスの時、あるいは霊夢・魔理沙で既に一度倒している場合は出現しない。 (ネットワークプレイ時を除く) 守矢神社(B7F~B9F) このエリアでも注意すべきは射撃タイプの敵。近付こうとすると逃げながら撃ってくるので、こちらも遠距離攻撃で 対抗するか、短距離ダッシュで一気に近付いて攻撃しよう。 クエストアイテムを落とすのはB7Fの天狗系とB9Fのバケバケ系。B7Fの方はマップ中央に大量にいるので簡単に集まる。 B7Fボスのアリスはマップ中央からやや右上あたりに、神奈子はそのすぐ左のエリアにいる。いずれも近接攻撃だけなので対応は楽なはず。 B8Fボスの諏訪子はマップ中央からやや左にいる。周囲に射撃タイプを含め沢山の敵がいるので、うまく誘き寄せて戦おう。 B9Fボスの早苗はマップ中央にいる。通常攻撃が多弾ばらまき攻撃なので、二重結界なしで近付くのは自殺行為となる。 B7Fボスのアリスは自機がアリスの時、あるいは霊夢・魔理沙・咲夜で既に一度倒している場合は出現しない。 (ネットワークプレイ時を除く) 灼熱地獄跡(B10F~B12F) 攻撃力の高い火の玉系、HPの多いゴーレム系、そして射撃タイプの敵と雑魚も気を抜けない。防具は+5のものが欲しいところ。 B11Fのバンシーは射撃タイプだが、弾を撃ちながら突撃してくる過激な敵。倒すのは容易だが、こちらも被弾を免れないことが多い。 B12Fのヘルフェアリーは分裂3WAY&長射程に注意。遠距離攻撃がない場合、少なからずの被害を覚悟しておこう。 クエストアイテムを落とすのはB10Fの火の妖精とB12Fのキラージャイアント。 B10Fボスの勇儀マップ中央右寄りにいる。周囲に沢山の敵がいるので誘き出して戦おう。 B11Fボスのお燐はマップ中央付近にいる。周囲に大量のバンシーがいるので、まずはバンシーを誘き出して倒しておこう。 B12Fボスのお空はマップ中央左寄りにいる。エリアの入り口にあのマークがあるのでわかりやすい。 大型の弾を大量に撃ってくるが、壁で消える弾も結構あるので壁のある場所に誘き出して戦うのもいいだろう。 地霊殿(B13F~B15F) 相変わらず油断できない雑魚が多いが、特に注意すべきは移動が早く攻撃力も高い狼系だろう。 射撃タイプの敵も撃つ弾が大弾になっているので、障害物を活用しよう。 武器も防具も+5まで強化してあるのが望ましい。 クエストアイテムを落とすのはB13FのレイブンとB15Fのレイディアントシルバーウルフ。 B13Fのボスは藍、B14Fのボスはこいし。いずれも中央やや右側にいる。 B15Fボスのさとりも中央から右の方にいる。通常攻撃は壁を貫通する大弾を全方向に撃つ。距離を取って広がった所を避けよう。 スペルカードはテリブルスーヴニール、百万鬼夜行、全人類の緋想天の順。 テリブルスーヴニールは予告線→ビーム→自機狙い大弾の繰り返し。距離を取ってビームの間に入り、自機狙いを小さく避ける。 百万鬼夜行は全方向大弾→自機狙い特大弾の繰り返し。いずれも壁で消えるので活用しよう。 全人類の緋想天は8方向小レーザー→ビーム×4の繰り返し。ビーム展開時は近付けないので近接攻撃のチャンスは少ない。 ビーム攻撃は接触している間ダメージを受け続けることになるので立ち止まるのは危険。HPと防御力によっては即死もあり得る。 自機キャラクター別攻略 博麗霊夢 最初から使用可能。 近接寄りのキャラ、主にスペルで自身を補助し、淡々と殴る。 ステータスは筋力や体力を重視して割り振っていくと良い。 注目すべきスペルカードは、一定時間無敵+防御力アップの二重結界とこのゲーム唯一の回復スペルである陰陽宝玉。 特に陰陽宝玉による継戦能力は道中において他キャラの追随を許さない。 ボス戦(特にスペル持ち)の相手はやや苦手だが、二重結界の無敵時間を利用して攻撃→離脱してクール待ちの繰り返しで安全に戦うこともできる。 近接攻撃がメインだと武器の選別が重要、属性ダメージの無い武器はダメージが伸びにくい。 防具は体力、最大HP上昇等の高い物を。SPが低いのでリボンの魔力補正も重要。 唯一の攻撃スペルの封魔陣はコストパフォーマンスが悪いものの、かなりの広範囲かつLV9なら連射も非常に速い。 雑魚散らし、対ボス逃げ撃ち、対ボスゴリ押し、と1つで全てこなせる。画面が見にくくなるのが難点。 通常攻撃のダメージが極端に下がるEXTRA攻略を含めるなら、魔力を重点的に振った方が良い。 霧雨魔理沙 最初から使用可能。 遠距離戦に適するスペルカードが多い。 ステータスは魔力をメインに、最低限のHPを確保するために体力にも少し振っていくといいだろう。 スペルカードは、どれも一長一短なので全て使っていくのがいい。 アステロイドベルトは隙もクールタイムも短く便利、ボス戦では常に設置しておくと良い。 魔理沙の代名詞であるマスタースパークは非常に強力だが、硬直が長いため1発で確実に倒せる敵以外に対して使うのは危険を伴う。 また、撃つ距離や角度によってフルヒットしないケースが多い、慣れ。LVを上げれば硬直も減るのでかなり使いやすくなる。 撃ち方を意識すれば障害物の後ろ等から安全に距離を取って攻撃できる、一部だがボスハメも可能。 オーレリーズサンは高LVで大量展開すると凄まじい威力になる。魔理沙の耐久力的にゴリ押しは辛いが、格下の雑魚やボスは一気に倒せて便利。 また、魔理沙がやられても残るので、群がる敵を一網打尽にすることも・・・ ボス戦ではアステロイドで逃げ撃ちしつつ、弾幕を回避しながらスターダスト、隙を見てマスタスパーク等で削っていこう。 魔力重視タイプなら装備品はあまりこだわらなくていい。とりあえず魔力補正の高い物を。 最強防具のみ体力上昇があり、魔理沙の低HPを補強できるので重要。 ver1.30から武器性能がスペルの威力に上乗せされるようになったため、武器の強化も重要になった。 十六夜咲夜 他のキャラを使用し、B6Fに出現する咲夜を撃破すると使用可能になる。 好みによって近距離戦も遠距離戦もできる能力。両立も可能、というより推奨。 ステータスはどれに振ってもさほど問題はないが、HP、SPの伸びが良い為、双方を重点的に振っていくと安定。リングの変更で柔軟に対応できる。 スペルカードはプライベートスクウェアが強力。5割程度の回避率に加え、 LVアップにより持続が10秒ずつ伸び、攻撃速度自体も上昇していくインチキ性能。 LVを上げればクールタイムより持続が圧倒的に長いので、殺人ドールと両立できる。 また、ワープ技のミスディレクションも攻略、稼ぎどちらにおいても必須。 装備品は殴る場合は武器の選別と強化、メイド服の技術補正、カチューシャの筋力補正どれも重要。 ver1.30から武器性能がスペルの威力に上乗せされるようになったため、遠距離攻撃をメインにしてる場合も武器の強化は重要。 元々武器性能が最も高いキャラなので、+9にして殺人ドールを使うとダメージが飛躍的に上がる。 道中は殺人ドール連発、プラベートスクウェア使用で殴り合い、ミスディレクションで瀟洒にスルー等お好みで。 ボス戦も相手により逃げながら殺人ドール、対岸から殺人ドール、プラベ使いつつゴリ押し、ミスディレを利用してヒットアンドアウェイ等状況に合わせて。 尚、PTプレイ時にもザ・ワールドでの補助が非常に優秀、魔理沙やアリスが攻撃し放題となる。 アリス・マーガトロイド 他のキャラを使用し、B7Fに出現するアリスを撃破すると使用可能になる。 魔理沙と同様に遠距離戦に特化した能力を持つ。HP、SPを重点的に振っていくと良い。 スペルカードはどれも強力で火力も高め。 アーティは接近してくる敵に対して待ち受けるように設置して攻撃、カミカゼは射撃タイプの敵に向けて歩かせると良い。 ドールズウォーは非常に逃げ撃ちしやすく、威力も中々で燃費が良い。敵が弱い場合はひたすらこれを連発するのが楽だったり。 上海人形は持続がやたら長いのでボス戦に優秀。円を書く様に逃げながら攻撃するとダメージを与えやすい。 特にゴリ押しする場合は敵に密着し、上海を可能な限り重ねてカミカゼ等を連発するとゲーム中トップクラスの火力になる。 装備品は魔力補正を重視して選ぼう。ver1.30から武器性能がスペルの威力に上乗せされるようになったため、武器の強化も重要になった。 アリスは武器性能が最も低いが、それでも目に見えてダメージが上がるので、武器の強化はした方が良い。 テクニック ダンジョン攻略に役立つかもしれない戦闘に関する小技 逃げ撃ち 近接攻撃しかしない敵に対して、隣接されないように逃げながらスペルで攻撃するテクニック。 魔理沙・アリスと遠距離型咲夜では必須のテクニック。霊夢も封魔陣で一応同じことができる。 壁越し攻撃 魔理沙とアリスで可能な、柵などの薄い壁で相手の接近や射撃攻撃を防ぎつつ攻撃するテクニック。 ボスの中には壁を通り抜ける射撃攻撃をしてくるものもいるので注意。 マスタースパークを使う場合 このように自機と敵の間に障害物がある場合、敵の射撃は通らない 赤枠の位置を狙ってマスタースパークを撃っても敵に攻撃は通らないが…… ここを狙うことによって障害物の向こうまで攻撃を通すことができる また、このような位置なら ここを狙うと攻撃できる アーティの後重ね アリスのアーティフルサクリファイスの特性を利用して瞬間的なダメージを向上させるテクニック。 爆発する直前のアーティの近くに新たにアーティを置くことで誘爆させ、2つ目以降の爆発を早めることができる。 逃げ撃ちと組み合わせることで、安全にかつ短時間に大ダメージを与えることができる。 ボス敵攻略 スペルカードを使用しないボス キスメ(B1F)・ルーミア(B2F)・パルスィ(B3F)・紅美鈴(B4F)・フランドール(B5F)・アリス(B7F)・諏訪子(B8F)・勇儀(B10F)・お燐(B11F)・藍(B13F)・こいし(B14F)の11人が相当する。 それぞれ移動速度や攻撃力などが異なるが、いずれも遠距離攻撃を行わないため、逃げ撃ちで安全に倒すことができる。 その階層の普通の敵よりHPや攻撃力がはるかに高いため、接近戦で倒すなら十分強化した装備品を用意したいところ。 これ以外のボスはスペルカードを使用するため、戦闘の流れが特殊になっている。 最初は通常攻撃のみを行い、HPを6分の1減らすと最初のスペルカードを宣言し、攻撃内容が大きく変化する。 その状態でさらにHPを6分の1減らすとスペルカードを解除し、通常攻撃に戻る。 これを繰り返し、3枚目のスペルカードを解除させて初めて撃破扱いになる。 通常攻撃→スペルカードの切り替わり時にはカットインとスペルカード宣言エフェクトが入る。 通常攻撃→スペルカード、スペルカード→通常攻撃の切り替わり時にボスが無防備になる時間があるが その時にいくらダメージを与えても次の攻撃開始時にリセットされてしまう。 十六夜咲夜 B6Fのボス。通常攻撃は自機狙いにナイフを1本投げてくる。壁で防げるので上手く利用しよう。 1枚目のスペルカードは幻在「クロックコープス」。自機から少し離れた位置に3本×4列のナイフを設置し、自機に向けて飛ばしてくる。 設置されたナイフと直角方向に逃げれば当たらない。通常攻撃も引き続き飛んでくるので注意を怠らないように。 設置されたナイフは壁で消えないことにも注意。 2枚目のスペルカードは幻象「ルナクロック」。自機から少し離れた位置に4本×4列のナイフを設置するところまではクロックコープスと似ているが 今度は全部が自機に向けて飛んでくるのではなく、半分は緑色に変化しランダムな角度に変更されて飛んでいく。 できるだけ距離を取って緑色のナイフを落ち着いて見て避けよう。 通常攻撃も相変わらず飛んでくる。クロックコープスの時よりタイミングが早いのにも注意しよう。 3枚目のスペルカードはメイド秘技「操りドール」。通常攻撃の後、前方に4本×4列のナイフを2セットを発射する。 4本×4列のナイフは『自機を狙う列の左右の列』のみが真っ直ぐ飛び、残りの2列はランダムに角度が変化する。 接近していると広がる前のナイフが全て当たってしまうので、迂闊に近付かないこと。 避けるならルナクロックと同じく距離を取って緑のナイフに注意して避けよう。 東風谷早苗 B9Fのボス。通常攻撃は小さなクナイ弾を大量に撃ってくる。これも接近していると大ダメージを受けるので注意。 これも壁で消えるのでうまく利用するといい。 1枚目のスペルカードは秘術「グレイソーマタージ」。早苗の周囲に5発×5列の丸弾を星型に設置し、自機狙いの中弾を2発撃った後 設置した丸弾が5方向に飛んでいく。中弾は壁で消えるが、丸弾は消えない。 回避しながら戦う場合は早苗の左右に距離を取ると飛んでくる丸弾が避けやすいことを覚えておこう。 2枚目のスペルカードは奇跡「白昼の客星」。早苗の後方に2つの弾源を設置し、そこから壁で消えない粒弾を8方向に2発ずつ飛ばす。 グレイソーマタージと同様に自機狙いの弾も撃ってくるので、こちらをメインに避けると良い。 3枚目のスペルカードは奇跡「神の風」。自機狙いの中弾の後、壁で消えない中弾と粒弾を全周囲16方向に1発ずつ飛ばす。 3枚目のスペルにしてはあまり迫力がないが、接近していると案外大きなダメージを受けるので注意。 霊烏路空 B12Fのボス。通常攻撃は壁で消えない全周囲12方向弾×2発。自機狙いではないので距離を取って少しだけ軸をずらせば避けられる。 1枚目のスペルカードは核熱「ニュークリアフュージョン」。巨大な熱弾を8方向に、壁で消えない丸弾を16方向に飛ばす。 熱弾は攻撃判定が大きいので距離を取って避けるといい。 2枚目のスペルカードは爆符「メガフレア」。収縮していく熱弾を16方向に、自機狙い弾も2発撃ってくる。 いずれも壁で消えるので、うまく逃げながら攻撃すれば楽なスペル。 3枚目のスペルカードは焔星「フィクストスター」。周囲を回る熱弾を4つ発射→自機狙い弾を2発発射→固定の4方向弾を発射のパターン。 自機狙い弾以外は壁で消えない。熱弾は発射されてから一定時間以内なら触れてもダメージを受けない。 ポーションと体力に余裕があるなら接近して短期決戦したいところ。 古明地さとり B15Fのボス。通常攻撃は壁で消えない全周囲大弾。距離を取って落ち着いて避けよう。 1枚目のスペルカードは想起「テリブルスーヴニール」。予告線の位置に全周囲レーザーの後自機狙いの大弾を撃ってくる。 レーザーは攻撃範囲の中で立ち止まるとダメージを受け続けるため、予告線が見えたらすぐに範囲外に逃げること。 2枚目のスペルカードは想起「百万鬼夜行」。いずれも壁で消える全方位大弾と自機狙い特大弾を撃ってくる。 障害物を利用すれば楽に戦えるスペルではあるが、特大弾は薄い壁や障害物に隣接していると消える前に被弾するので注意。 3枚目のスペルカードは想起「全人類の緋想天」。全周囲ビーム弾の後、連続ダメージを与えるレーザーを4発撃ってくる。 レーザーは回避しそこなうと即死の危険性も高いため、自機を狙ってくる1発目を確実に避けよう。2~4発目はランダム方向に撃っている。 ビーム弾のおかげで接近戦ではダメージを避けられないので、ポーションを沢山用意しよう。 たぶん何度も事故死する事になると思うので、ボス戦の前に安全な場所にスキマの巻物を床に設置して、里との中継地点を作っておくと良い。 注意!NORMALのさとりは倒した時点でそのままエンディングに直行する為、 死んで落とした装備を回収出来なくなります。 出来れば思わぬ事故に備えて、想起「全人類の緋想天」の前に装備を全て外しておきましょう。 (HARD以降は装備回収出来る。) EXTRAについて ●各種ショートカット用の巻物が不思議な力に阻まれて使えなくなる。(スキマの巻物は除く) ●1Fから地道に降りるしかないが、その階のボスを倒さないと下の階に降りれない。 (咲夜だけは例外的にミスディレクションを使うことでフラグを立てなくとも階下へ行くことが可能。⇒VerUpにより不可能に) ●4Fに到達しても紅魔館への巻物は使用可能にはなりません。 (4Fのボスを倒さないと紅魔館の巻物が使えないのは仕様となっています。) ただし、タイトルに戻ると一度使えるようになった紅魔館への巻物は使えなくなってしまいます。 ●攻略時間短縮の為に、真っ先にMAP中央近辺にあるボス部屋を目指しましょう! ●各キャラ最強装備はボスDrop品のみ。 ●強いリングが手に入るかどうかが攻略のカギ。 EXTRAでは敵のステータスが非常に高く、通常攻撃はダメージが半分以下になる等、近接メインのキャラは攻略が困難。 スペル攻撃ならダメージはあまり変わらないが、地霊殿ではHP800~1000程度を保たないと一瞬で神社送りにされるのでHPの確保も重要。 また、接近した瞬間に攻撃してくるので逃げ撃ちも慎重に行わないとあっさり殴られる。 遠距離キャラは低HPの傾向があるので、この辺の兼ね合いが難しい。 最初はキスメを倒し続けて強力なリングを手に入れるまで粘ろう。 特にセブンスヘブンズリングはHP上昇に加えて防御力も大幅に上がるので、全キャラ共通して安定装備。 霊夢はSPの成長が悪いのでリングオブザロードで補強するといい。 クリアを目指すならLv50前後、主力スペルのLVも限界まで上げてから挑むのが望ましい 攻略する際は、咲夜が圧倒的に楽。 ミスディレクションを連発すればボス以外は可能な限りスルーできる。階段探し、宝の回収も容易。 特に終盤の異常なまでの耐久力の雑魚や、移動が速く厄介な狼系をワープで無視できるのは大きい。 また、10~12Fはハメ地形が多くミスディレを利用すれば、雑魚含め一方的に攻撃しやすい。 範囲攻撃スペルが無いので、いかにボスの取り巻きを捌くかが鍵。 回避率を高める為に、常にプライベートスクウェアを掛けておこう。 霊夢は魔力振りの封魔陣をメインにすれば通用するが、実現するのは困難かも。 魔理沙は攻撃面は十分だが、HPの成長が低く、防具が貧弱なので後半が厳しい。 アリスは範囲攻撃、逃げ撃ち、対ボスの火力どれも優秀なので、敵を殲滅するなら最も安定して攻略できる。 チルノファーム 大量のチルノと一緒にキャッキャウフフする。 ●チルノファームチケットは消耗品。 (万が一死んだ時の事を考え、まず始めに復帰用のスキマを床に設置しておこう! ただし、何故か床に設置したスキマは見えなくなるので注意!) ●フロア数1F。ボスはいない。遠距離攻撃もしてこない。 ●チルノの強さは大体Lunaticの狼程度だが、一度に大量に襲ってくるので遠距離キャラで舐めてかかると危険。 ●運が良ければ、アイスミニソード(鍛錬不可)や各種リングをDropする。
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2011年4月28日(木) スパロボ「第2次Z破界篇 初週28万本」他 木曜日はファミ通の発売日ということで、同誌ソースの発売初周売上が発表されました(他所では既に出ていたところもあるようですが)。 ◆第2次Z破界篇 初週は28万本 ファミ通/4/11~4/17 TOP30:http //www.famitsu.com/news/201104/28043096.html ということで、初週は28万896本。事前に出ていた「2位以下を大きく引き離し」の表現、実際はどの程度の水準なのかと思っていましたが、およそ30万本弱ですか。ゲーム業界の環境も2008年当時とはだいぶ違いますし、前作・Zの50万本水準は厳しかったですかね…。それでもまぁ、まずまず順調な数字と言えましょう。 そして速報ベースですが、翌週も3位に付けている模様。さすがにモンハンのようには行きませんが、それでも比較的勢いを維持しているのはうれしい限り。 ファミ通/4/18~4/24速報:http //www.famitsu.com/news/201104/27043095.html 3位ということは5万本くらいでしょうか。そしてその後長期的にじわじわ2~3万本売れるとして、都合35~36万本での着地ということになりそうです。
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登録日:2010/01/05(火) 23 50 49 更新日:2023/02/25 Sat 00 46 25NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 かませ犬 だめな人 ひっ やさぐるっか やさぐれ やられ役←でも弱くはない ギャップ萌え ダメ人間 ネタキャラ ネタキャラになってしまった者 パワプロクンポケット パワポケ ルッカ 小物 放送禁止用語連発 没落 溢れるような小物感 眼鏡 秘書 絶対に許さない 美人 負け犬 Lucca パワプロクンポケットシリーズに登場する人物。 初出はパワポケ9。 ブロンドに眼鏡の、いかにも"秘書"と言った風貌の白人女性。 ジャジメント総帥、ゴルトマン・シャムールの側近にして組織のNo.2。年老いたゴルトマンに代わって世界中を飛び回り、グループを指揮している。 【パワポケ9】 遠前町に視察にやって来たゴルトマンに追従する形で来日。顔見せ程度の登場だったが、その美貌で数々のプレイヤーの心を射抜き、続編での登場を期待された。 ここが彼女のピークである 【パワポケ10】 ジャジメント傘下の親切高校にて密かに生徒たちを実験台にした投薬試験、及びそれによって生まれた超能力者のジャジメントへの勧誘を保険医である桧垣を通して行っており、進め方によっては彼女の姿を垣間見ることが出来る。 大江和那ルートでは主人公を人質に取った脅迫紛いの方法で彼女を戦闘員に仕立て上げる、神条紫杏ルートでは彼女をジャジメントに取り込むために精神的に追い詰めていくなど非情な振る舞いが目立った。 また、今作で彼女が最新式のサイボーグであることが判明。戦闘面においても高スペックであることが分かった。 しかしハイヒールを履いていたせいで和那たちに逃げられる。 ここから彼女は始まった 【パワポケ11】 ジャジメントに入り、いきなり日本支部長に抜擢された紫杏に激しい対抗意識を見せる。それが行き過ぎて彼女の風評を下げるためにノーヒット完全試合を達成し、一躍話題となった狩村正己を暗殺したりしながらも、放送禁止用語を口走ったり紫杏に一蹴されたり彼女に固執し過ぎてミスを犯したりするなど、どことなく小物感が強くなる。 結果的に彼女の反逆を見抜けず、ロボット軍団によってゴルトマンは殺害され、ジャジメントを乗っ取られた上に追い出される。 その後、成りを潜めたかに見えたが、ナマーズ解散式にて紫杏を狙撃。暗殺することに成功する。(このことから、紫杏ファンからは未だに嫌われている) 朱里ルートでは和那と再戦することがあり、その結果完敗し片腕を一度もがれてしまう。 ちなみに、ルッカはブラックとも戦ったことがありブラックを苦戦させたらしい。そんなルッカに圧勝する和那おそるべし。 なお、この時までにかなりの旧式である浜野朱里に負けた経験があるらしい。 ダメ人間黎明期。 プロフィールではその高慢な振る舞いから人望がゼロに近く、ジャジメントNo.2になれたのもある意味そのためであると書かれ、ダメ人間の片鱗を垣間見せる。 【パワポケ12】 ツナミに対抗するためにピンクたちヒーローと手を組もうと画策したり、ミスメロンパン入れことパカーディから資金援助を受けたりしている。性格は相変わらずであり、ジャジメント時代に彼女の態度に激怒したS級超能力者がジャジメントを裏切っていたことが判明したりと、人望の無さがまた一つ露呈した。結局ツナミへの資金攻撃は失敗に終わり、彼女のダメ人間性と小物感をただ増すだけの結果となった。 ダメ人間株上昇中。 この12では初めて裏サクセスでも登場。「銀の盾」における主人公の上司として登場する。 性格はまんま表のままであり、「完璧なハンター」を自称しているも、人望がまるでないのでちっとも完璧じゃない。が、それを教えてくれる人が誰もいないため、ある意味かわいそうな人。ちなみに紹介欄には「ダメな女」と書かれる。もはや9の頃の面影など存在しない。 あとアマルダを連れて魔王城にカチ込むとカワイソスなイベントが発生する。詳細はネタバレなので省くが是非その目で確かめて欲しい。 リセット時の解説にも登場。もともと仲間になるキャラだったらしいが、色々あって立ち消えになった。本人はかなり気にしているらしく、「こんな負け犬にまだ何か用でも?」と完璧にやさぐれる。 ルッカファンはこの場面に萌えを感じるのだとか。 【パワポケ13】 木村冴花ルートで登場。ジオット・セヴェルスによってツナミがジャジメントに戻り、かつての勢力を戻そうとしているも、「マフィア上がりに頭を下げられない」とプライドの高さからルッカはこれを拒否。未だジャジメントと対立している。 ジャジメントに対して有効な手札を持つために「ある人物」の娘である冴花を誘拐する。 が、主人公が呼び出したジナイダにこてんぱんにやられ、更にジナイダ(※14歳)に舌戦を仕掛けるもことごとく論破された上に体内のナノマシンを書き換えられ、他人に危害を加えようとするとくしゃみを起こす体になってしまう。 もう完全にザコだこいつ。 作品を追うごとに完璧→小物・ダメ人間のイメージが強くなっていき、一部のファンはそのギャップに萌えているとか。 ちなみに最新作13のプロフィール名は「だめな人」 プロフィールや13の裏サクセスゲームオーバー時のヒントにおけるぼやきからも分かる通り、スタッフからも散々な言われようであり、ネタキャラとして位置が確立するのも時間の問題……なのかもしれない。 【パワポケ14】 当たり前のようにくしゃみを連発しながら登場。 説明が大好きなのが相変わらずで、聞こうか聞かまいがべらべら喋ってくれる。 11から謎だった「コ・ブレイン」システムもようやく彼女の口から解説された。 おじさんに2秒で倒されたりと相変わらずの小物っぷりで、あるルートで悪役らしさを取り戻した…と思いきや、裏切ろうとしていた相手に先に裏切られてマジビビり。その相手からもわざと逃がされる。 色んな人物から殺す価値もないと思われている様で、小物過ぎるが故にヤバい相手に喧嘩を売っても生き残れている様子。 くしゃみ連発と行くところまで行った小物っぷりで愛おしさすら感じるレベル。 とあるアルバムでぐるぐる巻きにされており、14終了後も悪事を働いてはとっ捕まえられる生活を送っている模様。 さっさと追記・修正しろッ!この下等な(ピーーー)がッ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 第二次スパロボZにも似たような人がいたような -- 名無しさん (2020-07-15 19 34 26) 12裏で仲間になる話もあったらしいけど -- 名無しさん (2023-02-25 00 46 25) 名前 コメント
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◆YYVYMNVZTk ―――― 眼前にそびえるは、人に非ず。人知の及ぶものでも非ず。 眼前にそびえるは、人に非ず。人知の及ぶものでも非ず。 なればそれは一体何だ、問うても答える者在らず。 ならばこれは一体何だ、問うても答える者在らず。 止める力は有らず。伝わる言葉も有らず。 抗う力は有らず。発する言葉も有らず。 ただそこに広がるは、絶望だった。 だがそこに広がるは、希望だった。 覇気と共に繰り出された斬撃が、まるでケーキにナイフを入れたかのような気軽さで地を抉る。 ざくりざくりと、周囲に破片を撒き散らすこともなく綺麗に引き裂いていく。 先ほどまでロジャーとアキトが足場としていた数十メートル級の機動兵器が格闘してもなお崩壊することなく原型を留めていた物質が、いとも容易く、破壊――いや、『切断』されている。 もしも統夜の振るう大剣が最初からロジャーたちを狙っていたならばと考えると、どうもぞっとしない話になりそうだ。 幸か不幸か、ヴァイサーガの斬撃はロジャーたちとは見当違いの方向へと向けられた。 威嚇というよりは、ただ単に試し切りを行ったという印象。 パイロット自身自らの変化を完全に把握できていたというわけではないらしい。 だがそれは、ほんの数分前までの話。 更に一振り。振り、返す。二つの太刀筋で、しかし地に生じた亀裂は完全に一。 最後に握りを確かめると、騎士は今度こそロジャーたちと相対する。 鬼気迫るを通り越し、むしろその挙動は平静。そしてその動作の一つ一つは無駄なく、完全に洗練された超一級のもの。 幾多の戦いを経て、禁忌の力を得て、紫雲統夜は“もしも”の世界と同等に、或いはそれ以上の強さを手にした。 とはいえ、二日間という短時間での急激な成長は何らかの代償無しに得られるものではない。 統夜が失ったものは、全て。 統夜を慕った少女たちも、統夜が愛した少女も、あの、厳しくも優しかった日常も――全て、儚いうたかたの夢だったかのように、影も形もなくなってしまった。 血まみれの手に残ったのは、一振りの剣だった。 何も守れなかった力。でも今なら、もしかしたら何かを取り戻せるかもしれない力。 「テンカワ!」 「聞こえている。……来るぞ!」 ヴァイサーガがその剣を腰に構え、全身の気を集中させる。 数瞬ごとに纏う剣気は倍増。剣を中心に朧気に漂うそれは、ゆらゆらと揺れながら形を整え始め、淀みなく巨体を覆う。 なみなみと注がれた水が、やがて器から溢れ出すように――その張り詰めた気は、一瞬にして荒々しく形を変え、爆発する。 疾く。何よりも疾く。そして強く。刃先は弧を描き、真っ直ぐに標的へと伸びていく。 神速と形容するに相応しい速度を更に加速させ、切っ先は音の壁を超え衝撃波さえも生み出していく。 如何な達人であろうと、その剣を完全に見切ることは至難の業だ。まして、避けることなど不可能。 ただただ速さを求め、極限まで研ぎ澄まされた剣。皮肉なものだ、と統夜は自嘲する。 何よりも、速さが足りなかったからこそ全てを失い――全てを失ってから初めて、何よりも速い剣を手に入れた。 これが皮肉でなくて、何と言えるだろうか。 全てを救うには、自分の手はあまりにも小さすぎた。指の隙間を抜けるようにみんな零れ落ちていった。 今から自分がやろうとしていることは、その残滓を拾い集めて無理やりに繋ぎ合わせるようなことなのかもしれない。 元通りに戻るはずもない。破れた紙をまた取り繕っても、その傷跡は絶対に残ってしまって、決して純白には戻らない。 それでも。 時が未来にしか進まないだなんて、誰が決めた? たとえ今からやることが砂漠の砂の中から特別な一粒を探すような、時計の針を逆に回してみせるような、到底不可能なことだったとしても。 ただ、自分のエゴで。他の誰もが望まなかった未来が訪れたとしても。 紫雲統夜は、自らの意思で――何よりも、強い心で決めたのだ。 取り返すと。取り戻すと。あの優しき日々を、もう一度この手に――と。 一撃必殺。これ以上無駄にする時間はないと、統夜は瞬き一つ許さぬほどの間隙に鳳牙との距離を詰め、白刃を閃かせ―― しかし、絶対不可避のはずの斬撃は、鳳牙の巨躯を裂くことはなかった。 剣は確かに鳳牙の胴へと横一直線に吸い込まれていった。 敵機を一撃で切り裂くに足る、紫雲統夜渾身の横一文字である。 だが、受けられた。鳳牙はダイゼンガーの置き土産である斬艦刀を器用に扱い、完全に勢いを殺されたヴァイサーガのガーディアンソードをいなし、再び距離を取る。 統夜の手に残るは、DFSを通じて返ってきた不可思議な感覚。払いの速度が最高潮に達するその瞬間に、突如空間に生じた、ぞわりとした感触。 衝撃を緩和したなどという生温いものではない。まるで空中にダイヤモンドの見えない壁があったかのような、絶対的な防御。 見えない壁に阻まれたヴァイサーガの剣はその勢いを九割方殺され、一拍二拍遅れてようやく鳳牙に辿り着くという有様だ。 それだけの隙が生まれ、剣の勢いが死んでしまえば、たとえそれまでの斬撃がいかに速く強力であろうとも関係はない。 いとも容易く見切られ、捌かれた。屈辱的なまでに、だ。 鳳牙の傍に、大猪の姿が一瞬現れ、また消える。ガトリングボア――創造を象徴し、その属性は光である電子の聖獣だ。 ガトリングボアの特殊能力クロックマネージャーは、一定範囲内の時間の流れを止める力を持つ。 ヴァイサーガの斬撃を予感したその瞬間、ロジャーは鳳牙とアルトアイゼンを包むように時を操る能力を行使したのだ。 完全に時を止めた物質は、何があろうと絶対に破壊されない、最硬の物質となる。たとえそれが、大気中に漂う分子だったとしても。 だが、ヴァイサーガの剣はその威力を大幅に相殺されたとはいえ、止められた刻を切り裂いた。 (時を操るだなんてとんでもない能力を持つこちらが言うのも何だが……それでも完全に足止め出来ないとは、とんだ化け物だな) ロジャーの額を冷たい汗がつつと流れる。今はその汗をぬぐう時間すらも死に繋がりかねない。 ただの斬撃一つで物理法則さえも無視してしまうヴァイサーガを前に、真っ向から立ち向かうのは自殺行為。 しかしクロックマネージャーを常時発動させるわけには行かない。時を止める――その超常の力ゆえに、要求されるエネルギーもまた大きい。 長時間の使用のためには、中途のエネルギー補給は不可欠だ。しかし鳳牙のエネルギー補給といえばハイパーデンドーデンチの交換である。 そのような隙を、眼前の人鬼は与えてくれるだろうか? その答えは聞かずともである。 ならば交換の前に短期決戦を挑めば――いいや、それは不確かな戦略である。 たとえ全力全開を力尽きるまで続けたとしても、それでも眼前の騎士を倒せるという保障はないのだ。 ヴァイサーガの復活の際にロジャーとアキトが想起したイメージは、只の特機に過ぎなかったヴァイサーガのそれではない。 その野望を仮面の下に隠し、己が欲望のために謀略・暴虐の限りを尽くした魔人、ユーゼス=ゴッツォ。 あの男が乗機とした半人半獣半神の怪物である超神ゼスト――復活したヴァイサーガが放つ全身が粟立つような邪悪なプレッシャーは、ゼストのそれに酷似していた。 「……ユーゼスの乗っていた機体は、自己修復と自己進化の能力を備えていた。 散り散りになったゼストの装甲片があの機体を新たな触媒とした可能性は否定できない」 左腕のチェーンガンをヴァイサーガへと放ちながら、アキトは苦々しく呟く。 ユーゼスがこの地で消滅したことは、はっきりとした確証はないものの薄々と感じていたことだ。 だがまさか、ユーゼスの遺した悪意が、このような形で発露するとは予想だに出来なかった。 アルトアイゼンが撃った銃弾がヴァイサーガに着弾するも、装甲の表面で弾丸はひしゃげ微細な傷を残すばかり。 しかもその傷さえも、見る見るうちに再生していく。 舌打ちを一つこぼすと、アキトは騎士へと加速。未だ鳳牙の傍を離れぬヴァイサーガの脚部に狙いをつけ、右腕を突き出す。 確かにヴァイサーガの挙動は、並の機動兵器では追いつけない速度だ。だが、瞬間的な爆発力ならばアルトアイゼンも決して遅れはとらない。 地を蹴ると同時に背部ブースターを噴出させ、更なる加速を得る。単純に、シンプルに、古鉄は速度を上げる。上げ続ける。 もう一機の接近を確認したヴァイサーガは、回避行動を取らんとするも、 (――機体が、動かないだって!?) まるで両の手足を打ち付けられたかの如く、ヴァイサーガは微動だにせず統夜の意思に逆らう。 にやりと笑うのはロジャー=スミスだ。再び現れる緑の巨猪が、鼻息を荒らげる。 クロックマネージャーによる時間停止。今度は機体そのものをその力の対象としたのだ。 とはいえ前回の行使からそう間もなく、更にはエネルギー残量の関係もあり大幅にパワーダウンしていた時の拘束は完全に騎士を繋ぎ止めることが出来なかった。 突き出した杭が目標を撃ち貫かんとするその瞬間、統夜は機体のコントロールを取り戻す。 同時に右足に走るのは、DFSによりフィードバックされた痛み――ヴァイサーガの右脚部が貫かれた証だ。 慌てて距離を取るも、受けた傷は深い。ヴァイサーガの神速を支える脚部が損傷したということは、その剣にも多大な影響を与える。 機動力の高さを攻守の要とするヴァイサーガにとっては大きな損失だ。 だが同時に、敵の手品のタネも見抜いた。恐らくは、物体を停止させる能力。 しかしいくらタネが割れようと、超能力としかいいようのない反則級の力の前では対抗のしようがない。 拘束が絶対的、永久的なものではないといっても、コントロールを奪われた瞬間に敵の最大火力を叩き込まれればなす術もなく御陀仏。 ――また、全てを失ってしまう。 「う……うおおおっ!」 感じた虚無を本能が忌避する。雄叫びと共に、再び敵との距離を詰めていく。 相手がどんな力を持っていたとしても、それを使われる前に斬り倒してしまえば何の問題もないのだと自分に言い聞かせる。 鳳牙の傍に緑の猪のようなものが現れたとき、敵の停止能力は発動した。 そのことから能力の持ち主は鳳牙だと見当をつけ、統夜は鳳牙へと向けて牽制として五大剣を投げつける。 同時に接近。ガーディアンソードを、今度は袈裟切りの形で振り下ろす。 だが今度は、見えない壁を作られたわけでもなく、振るう腕の操縦権を奪われたわけでもなく、ただ単純に――受け止められた。 向こうにも余裕があったわけでもない。あと半秒も反応が遅れていれば、ヴァイサーガは何の苦もなく鳳牙を叩き切っていただろう。 それでも鳳牙は、ロジャー=スミスはヴァイサーガの太刀を斬艦刀で受けたのだ。 ――速さも重さも、格段に落ちている。 受け止められながら、しかし酷く冷静に統夜は自分の剣を省みる。 脚部の損傷は、予想以上に戦力に響くものだった。 剣を振るう、という行為は、ただ腕の力のみで行うものではない。全身で振るって、初めて剣は力と速さを得る。 巨躯を支える脚が十全でなければ、振るう剣もまた不完全。 先手を取られ、そしてそれは致命的な一撃となった。 「紫雲統夜……だな。こうして相見えるのは初めてだが私のことは知っているだろう。 ネゴシエイター/ロジャー=スミスだ。私は君との対話を望んでいる。君が了承してくれるのならば、一時休戦といかないか?」 ヴァイサーガの戦闘力がロジャー操る鳳牙でも対抗しうるまでに低下したことを感じ、ロジャーは統夜へと呼びかける。 先の剣技を見るに、機体そのもののスペックは異常なまでに上昇したもののパイロットはそのものは正気を保っている。 そう見抜いたロジャーは、紫雲統夜へ交渉を持ち掛けた。 統夜からの返答はない。だが同様に、こちらを攻撃する挙動もない。 殺気そのものは、微塵も衰えてはいないがね、と止まらない冷や汗に嫌悪感を覚えながらロジャーは矢継ぎ早に言葉を発していく。 「見ての通り、既に事態は単なる殺し合いなどに留まらない――完全に理は崩壊しているのだ。 それでもなお、君は戦おうとするのか?」 そう。既にバトルロワイアルはその形式を保ってはいない。 異形の怪物が作り出した箱庭も、参加者を縛る首輪も、全て、完全に、消えてしまった。 そのことは統夜も理解しているはずだ。殺し合いを続ける必要などないと。 このおぞましきイベントが滞りなく進行していたならば、もしかすると本当に、最後の一人だけは生きて帰ることが出来たのかもしれない。 だが、この状況は――恐らく、いや、確実に主催者の思惑から外れたものになりつつある。 なら最後の一人になったところで生きて帰れるなどという保証はない。 「君も私たちの狙いは知っているだろう。あの怪物を倒し、ここから生還する。 それを為せる可能性は、極めて低いかもしれない。だが、私たちはあの箱庭から逃げ出すことは出来たのだ。 千に一つ、万に一つの可能性だったとしても、ここから生きて帰ることは、不可能ではないはずだ。 紫雲統夜。私たちは共に戦えないだろうか? 今更手を取り合うことは、出来ないのだろうか?」 もしも、この状況が数時間早く訪れていれば。 或いはこの場に及んで、統夜は逃げ出していたかも知れない。 だが今の統夜には逃げる選択肢など存在しなかった。そもそも逃げる先など、とうに失っていた。 肯定も否定もせず、ロジャーの言葉を聞く。正確には、聞くふりをする。 うすら寒いその言葉は、統夜には何の実感ももたらさなかった。 上っ面を撫でただけのような軽い言葉だとしか思わなかったし、感じなかった。 その言葉に理と利はあるのだと、そのくらいは分かる。 ――それがなんだっていうんだ。 あんたたちと一緒に行けば、テニアは生き返るのか? 俺たちはみんな、元通りの暮らしが出来るのか? 出来ないんだろう。出来ないに決まってるんだ。 「ネゴシエイター。良かったよ、あんたと話せて」 ぽろりと、本音が口をついた。掛け値なしに、本心だった。 「あんたの言葉は俺には届かない。それはつまり、もう俺は、引き返さないってことなんだ。 もう一度、最後にそれを確かめられて本当に良かった。本当に……本当に嬉しくて、反吐が出るさ!」 ロジャーが何か叫ぶが、統夜には届かない。 手元のコントロールパネルでDFSの感度調整。脳波とのシンクロ率を最大に設定。 明確な敵意と殺意を、100パーセントそのままにヴァイサーガへと伝えていく。 心の奥底から沸々と湧き上がる感情が、ヴァイサーガの原動力となっていく。 「待て、統夜!」 「五月蠅い」 ロジャーが御託を並べている間に、ほんの少しだが脚の負傷は回復した。 全快にはほど遠いが、先のように無様な姿を見せることはなさそうだ。 「ヴァイサーガ……あと少しだ。もう少しだけ、無理をさせる。付き合ってくれるよな?」 自律ユニットを持たないヴァイサーガからは、勿論返答もない。 だが統夜の意思に応えるように、その出力を大きく上げていく。 良い相棒を持てたと、統夜は素直に思った。 ヴァイサーガがいたからここまで生き残ってこれた。 こいつとなら、最後まで行けると、そう思える。 純粋なその思いは、とても青臭くて、甘すぎるものなのかもしれない。 でもきっと――そんな思いさえもなければ、不可能を可能にすることなど無理なのだから。 だからきっと。今この瞬間、いや、これから先もずっと。 「俺は――いや、俺たちは、負けない」 はっきりと言葉にしてみれば思っていたよりもすっと口から出る。 気恥ずかしさや気負いはない。平静の心のまま、統夜は剣を構えた。 ◇ ――意識が、とある声によって呼び戻された。 気を失っていた時間はどれほどのものか、アイビスは知らない。 とても長かったのかもしれないし、もしかしたらほんの数秒だけだったのかもしれない。 しかし今さらそんなことを考える余裕はない。 今眼前に広がる光景が、いったい何を意味しているのかアイビスには理解出来なかった。 謎の乱入者は、彼女が全く知らぬもの。 機体のフォルムも、操縦者の声も、ここに連れられてくる前にも後にも触れたことのないものだ。 そして、その異質で未知のものが―― 「あなたと合体したい」 予想もしていなかった事態に、生まれるのは意識の空白。 いくつもの疑問符が頭の中に浮かび、しかしその問いに対して納得できる答えは一つも思い浮かばない。 ここにきて、さらに現れる不確定要素――それもきっと、悪い意味での。 何故、何故こんなにも上手くいかないのか。 余りにも理不尽な現実に涙がこぼれそうになる。 思い返してみれば、自分はいつだってそうだった。 いくら努力を重ねても――現実というものは、いつも厳しく非情な結果だけを突き付ける。 落ち込んでみたり、時には泣いてしまったり。 努力が実らなくても、『どうせ自分は劣等生なのだから』と理由を付けて、頑張ったポーズだけしてみて。 夢に向かって頑張ってるだなんて、そんな自分は、いつの間にか何処かに置いてきてしまっていた。 最初は、違ったと思う。空を飛びたい――純粋な思いが胸の内を占めていて、それに向かって一直線に進もうとしていた。 けれど夢への近道だったはずの訓練は日々のルーチンワークとなっていて、どこか心は倦んでいた。 自分はナンバーワンにはなれないんだと、はっきりとではないけど、そういうことを理解していたんだと思う。 頑張って前へ進んでいるふりだけして、実はその場で足踏みをしていただけの日々――だった。 そしてフィリオが死んで――私の足は、完全に止まってしまった。 もう、頑張るふりさえもしない。自分のことを見ていてくれた人はいなくなってしまったから。 ただ死んでないだけの毎日が続いていた。 生きようだとか、頑張ろうだとか、そんな前向きな考えが浮かんでもすぐに消えて、無力感に襲われる。 ツグミがいなければ、本当に野垂れ死んでいたかもしれない。 いや、死ぬことは怖かったから、やっぱり死なないくらいに無意義な時間を過ごしていたのかな。 食べて寝て、身銭を稼いで、永遠に続くかと思ってたループが突然途切れてここに連れてこられた。 それでも私は変わらず、いつものように人に迷惑をかけることしか出来なくて。 こんな――こんな自分のために、どんどん人が死んでいってしまった。 だけど今度は、足を止めるわけにはいかなかった。引き継げ、と言われたから。 私のために命をかけてくれたみんなのためにも、その分まで私が精一杯生きなければいけない――そう思った。 なのに私は、結局のところ具体的に何をすればいいのか分かってなくて、あまり役に立たない、そんな存在のままだったように思う。 何がいけなかったのだろうか。 確かに私は、操縦技術だって決して高くないし、頭だって良くない。 みんなと比べて、優れてるところなんてない。 「……アイ、ビス」 「――カミーユ!? 無事なの!?」 「ああ、なんとか。だけど、これは――」 カミーユの顔に浮かぶのは焦燥と困惑。 既に状況は取り返しのつかないところまで来ている。ビッグクランチ――終焉へと近づいていく、この宇宙。 収縮を続け、全てがゼロになり、超新生を経て、再び宇宙が創世される――その臨界点まで、どれほどの猶予が残されているのか。 刻一刻と悪化していく状況に対して、しかしカミーユたちにはもはや打つ手はなかった。 そこに突如として出現した、不確定要素。 閉ざされた世界に無理矢理に侵入してきた次元を超えるほどの力の持ち主。 そしてカミーユは極大にまで肥大化したNT能力により、其のものの正体を直感する。 それが真実ならば状況は決して好転などしていない。 出来ることならば何かの間違いだと信じたい。だがそれは紛れもない事実なのだ。 あいつはゼストのなれの果てだ。 ここまで来るのに、永遠とも思える時間を費やした。 目指したのは完全。創造主が望んだ、人をも、神をも超える存在。 しかし――足りなかった。 幾年月をかけて力を取り戻しても、かつて創造主が望んだであろう完全には程遠かった。 何が足りなかったのか――候補は幾つも上がったが、そのどれもが決定的なものではなかった。 そして、ある結論に至る。足りなかったものは、アインストの力であると。 主は最初からアインストの力を求めていた。ならば足りないのは、それなのだろう。 しかし――いなかった。 AI1が、いや、デュミナスが成長した時間軸に、アインストという存在はいなかった。 このままでは自分はデュミナス(間違い)のままだ。 それは嫌だった。 故に、時間を――次元を超える力を欲した。 アインストが確実に存在した、全ての始まりの時へと再び戻るために。 デュミナスが力を取り戻した時代に時流エンジンが発明されたのは幸運であった。 そしてデュミナスは時を超える力を手に入れた。 「我と……合体」 「そう。私は願う。あなたと合体したいと。あなたと共に、完全なる――超神へ」 デュミナスの言葉に対し、蒼色の少女は唇の端を軽く釣り上げる。 少女の口から発せられるのは、拒絶の言葉。 「……否。断じて……否。我が望むは……完全なる世界。そして……その監査。 その世界に過ちは……必要ない。我は……不完全な存在を……拒絶する」 既にノイ・レジセイアは完全を手にしている。 このままこの宇宙を終わらせ、新たな――静寂なる、完全なる宇宙を創世し、永遠にその世界を見守り続けることで、レジセイアの望みは叶えられる。 今さら不完全な存在であるデュミナスを取り入れる必要も、協力してやる義理もない。 デュミナスは哀れな存在である――憐憫、そして蔑笑が自分の中で生まれていたことに、少女は気付く。 感情だ。 個体では脆弱なタンパク質の塊に過ぎない人間が、時にアインストを超える力を生み出す――その源の一つが、感情であるとレジセイアは考える。 不完全が完全を超える――その一因を、レジセイアは得たのだ。 微かだが、確かな歓喜を覚えながら、少女は右手を上げ、攻撃の合図とする。 デュミナスは不要な存在だ。今ここで処分しても何の問題もない。 少女の背後に佇む鬼――ペルゼイン・リヒカイトが殲滅の光を放つ。 白光は刺し穿つ剣となり、デュミナスを貫いた。 「……なぜ」 デュミナスは問う。何故自分は過ちとされるのか。 生まれてから、ずっと戦い続けてきた。自分の存在が決して間違いなどではないと証明するために。 「あなたも私を否定するのか」 自分を望むものは誰もいなかった。 孤独だった。故に、自らの分身を生み出そうと、そう考えたこともある。 だがその選択肢を選ぶことはなかった。 創造主が目指したのは、完全なる個。いくら眷族を生み出そうと、それでは間違いを正すことが出来ない。 「ならば私は……その否定と戦おう」 刺し貫かれた傷もそのままに、デュミナスは拳を握る。 四の拳と二の翼を持つその姿。トリトンと呼ばれる、デュミナスの最終形態。 永遠とも思える歳月の果てに、ラズムナニウムはメディウス・ロクスとは違う、新しい姿を模索した。 そして生まれたこの姿は、戦闘力のみならず、全ての面でメディウスを超えている。 握られた拳が、裂破の勢いで幽鬼へと向かい――加速、加速、加速! 音速の壁を優に超えるそれを、しかしペルゼイン・リヒカイトは悠然と受け止める。 無論、受け止めた側も無傷ではすまない。受けた右掌は砕け、五指のうち四指を失う。 しかし消失した四指が、瞬く間に再生する。アインスト従来の再生力にDG細胞による強化分を加え、その速度は従来の数倍にも及ぶ。 「無駄……無意味……無力」 ペルゼイン・リヒカイトの両肩に備えられた鬼面が、音もなく浮遊する。 くるりくるりと回転するそれの周りに、薄らぼんやりと影が見え始めた。 次の瞬間、影は実体化する。ペルゼイン・リヒカイトを幽鬼とするならば、現れたのはその眷属である悪鬼。 青白んだ光を漂わせ、幽鬼の両脇に這うそれが、蒼の光を無差別に放つ。 全周囲に向けた砲撃に対し、回避は不可。デュミナスは甘んじてそれを受けざるを得ない。 更に増える傷。デュミナスとて自己回復の術は備えているが、戦闘中に完全回復するほどの力はない。 攻め、受ける。この二手のやりとりだけで、レジセイアとデュミナスの力量差ははっきりとしてしまった。 デュミナスが弱いわけではない。レジセイアが圧倒的すぎるのだ。 機と器――それに加え、気までも備えたレジセイアは彼の望んだ完全に、限りなく近い存在となっている。 それでもデュミナスは、止まらない。止まれない。 これは自分の意味を探す戦いなのだ。ここで膝を屈して負けを認めてしまえば、自分は本当に、ただの間違いで終わってしまう。 何のために生まれて、何のために生きてきたのか、その意味さえ失ってしまうのだ。 宙に現れたのは剣の群れ。デュミナスが顕現させた幾重もの剣の包囲がレジセイアを狙い打つ。 さしものレジセイアも、この剣の全てを叩きこまれてはただではすまない。 数秒のラグを置いて不規則に迫る剣の群れを、慎重に、かつ大胆に、かわすもの、いなすもの、受け止めるものを見極め、処理。 一波、二波と続く刃の嵐を相手にしながら――レジセイアは気付く。 デュミナスの纏う装甲が、不気味に蠕動している様に。 変化――変形は一瞬で完了した。 デュミナスそれ自体が一振りの巨大な剣になり、レジセイアを狙わんと最外で円陣を組んでいた自らの剣さえも撥ねのけ、幽鬼を刺し貫かんと突進する。 再び実体化した悪鬼がペルゼイン・リヒカイトの盾となるも、ごりごり、ごりと抉られ、削りとられていく。 足止め出来たのは数秒。骨を砕かれ膝を屈す幽鬼の傀儡を尻目に、デュミナスはペルゼイン・リヒカイトと肉薄する。 剣の切っ先がアインスト・コアに触れたのと白羽取りの形で刀身を握られたのは同時。 「ノイ・レジセイア。私は貴方に問う。 ……完全とは、何なのか? 不完全とは、間違いなのか? 間違いは、否定されなければいけないのか? 否定とは――消滅させることなのか?」 デュミナスは問う。答えを求める。 対し、レジセイアは答えない。ただ無言で、幽鬼を使役するだけだ。 「私をこの舞台に昇らせたのは貴方だ。 私の育ての親が、創造主ユーゼスであるというのなら、貴方は生みの親と言えるのかもしれない。 このバトルロワイアルという舞台上で、私はメディウス・ロクスとして、AI1として、ゼストとしてその役割を演じてきた。 だが……結果として、私は何にもなることができず、間違い(デュミナス)の烙印を押されることとなった。 私に力が足りず、創造主の望むものとなれなかった……これは、今更取り返しのつかないことだろう。 しかし私には分からない……私はいったい、何をすればいい? 何をすれば……自らに刻まれた間違いを消しさることが出来る?」 剣の姿を解き、そのままがっぷりと四つを組む。 四つの手全てに全力。決して離さず、の意志でレジセイアと密着する。 そして、問う。更に問う。問い続ける。 かつてとこれからの、自らの存在意義を。 「答えを――答えを――教えてくれ!」 「哀れ……実に哀れな存在だ」 冷笑を美貌の彩りとしながら、蒼髪の美少女は重い口を開く。 「我がヒトに完全を求めたのは……ヒトが、不完全を完全にする因子を……感情と意思を持つため。 自らの中に失敗を……自らの外に不可能を発見したとしても……ヒトは、それを打破するために考え、行動し、そして叶える。 故にヒトは……不完全であっても完全に限りなく近づくことさえある……その力を我のものとするためにこの箱庭は作られた。 AI1は可能性の欠片……ヒトという存在を計るためのただの機に過ぎない。 ただの機が……完全を目指す……? 答えを求める……?」 笑止、とレジセイアは吐き捨てた。 「自らの内に眠る可能性の欠片にすら気付かず……ただ他者に言われるがままの傀儡……不完全……不適当……不要……」 それ以上を語らず、ペルゼイン・リヒカイトは自らの傀儡――オニボサツをデュミナスの背後に展開、挟撃の形を取る。 いや、挟撃ではない。デュミナスの剣により崩壊したはずのもう一体も早々と蘇生している。 二点の挟撃ではなく、三点からなる包囲。 そして三体の手に握られるのは、ペルゼイン・リヒカイト唯一にして最良の武器であるオニレンゲだ。 二体の鬼面が刀を振りかぶり、同時にデュミナスの胴体部を突き刺し、その場に固定。更に包囲は強化される。 これでもう、デュミナスは完全に動けない――いや、動かない? ここに至ってもなお、デュミナスの瞳はもう一人の創造主である蒼髪の少女を中心に入れ、微かにもぶれてはいない。 それほどまでにデュミナスの意思は、願望は、強烈なのだ。 狂執、と言い換えてもいい。自らの存在を知り、正す――それこそが、デュミナスにとってのアイデンティティに他ならないのだから。 声にならない咆哮が、問いを重ね続ける。答えの返らない疑問が、魔星の中心で木霊し続ける。 「――――――――!」 「故に……我は……否定する」 ペルゼイン・リヒカイトがデュミナスの巨大な眼に、ずいと剣を差し込んだ。 何の障害も無かったかのように滑らかに入っていった刀身を前後左右に揺さぶる。 眼球上に浮かんだ一筋の線が、幽鬼の手の動きに合わせて生き物のように太くなり、広くなり、増えていく。 ざしゅ。ざしゅ。ざしゅ。ざしゅ。ざしゅ。ざしゅ。ざしゅ。ざしゅ。 表面の三分の一は、既に球面を保ってはいない。 人でいう血管、神経、体液にあたるモノを撒き散らしながら、胴に刺さる二本の刀のせいで倒れこむことも出来ない。 拷問とも言える、幽鬼の一方的な殺傷は続く。××が、××と、××に、言葉では言い表せないおぞましさと共に、淡々と行為は続く。 眼球をあらかた破壊し終え――ノイ・レジセイアはそのアイスブルーの瞳に、奇妙なものを見つける。 個での完全――超神を目指すことを選択したデュミナスには不要になったはずのもの。 幾重もの装甲に包まれ、デュミナスの奥底に眠っていたそれ。 無人のコクピットブロックが、幾百年ぶりに外気の元にさらけ出されていた。 ◆ あまりにもレベルの違い過ぎる攻防を前に、アイビスとカミーユはただ手をこまねいて状況の変化を待つしかなかった。 出来ることといえば、巻き添えを食らわないようにブレンのチャクラシールドの中で待つことだけ。 歯がゆい現実だった。ノイ・レジセイアを倒し全てに決着をつけると意気込んでも、元々の実力差は埋めようもなかったのだ。 無駄……無意味……無力……デュミナスに向けられた言葉が、そのまま自分たちにも当てはまる。 突然の乱入者が蒼髪の絶対者に楯ついたその時は、最後の最後で好機が訪れたと、そう思った。 だがデュミナスとレジセイアの闘争は、二人が介入する隙など全く無く。 そして、デュミナスでさえも――あれだけ自分たちを苦しめた、ゼストの進化形でさえも――レジセイアには及ばなかった。 全身に広がる疲労、倦怠感が気力を奪っていく。 絶望――その二文字が、頭の中を駆け回る。 「それでも……ここで諦めるわけにはいかないんだよ……!」 ここで自分が諦めてしまえば、膝を屈してしまえば、今まで散って行った命が、本当に無駄になってしまう。 まどろみの中で感じた多くの命と声があった。 絶望のままに死んでいった者たち――志半ばで倒れた者たち――意思を、希望を託していった者たち。 まだ自分には、立ち上がるための足がある。敵を見据える目がある。力を振るう拳がある。 剣を杖に、もう一度立ち上がる。たとえ、この剣が届かなかったとしても――最後まで、抗うことを諦めたりしない。 「……アイビス、やれるか?」 少年が声をかけた赤毛の少女は、しかし――泣いて、いた。声もなく、泣いていた。 「あ、アイビス……?」 「……あのさ、カミーユ。――何で私たち、戦ってるのかな? こんなに必死に、もがいてるのかな?」 「……っ! しっかりしろ、アイビス! 俺たちがやらなくちゃ、皆が――」 「違うんだ。そういうんじゃないんだ。……少しだけ、時間をもらっていいかな?」 アイビスの言葉に、カミーユは面食らう。 確かに状況は絶望的。しかし、だからといって、泣いて喚いてどうにかなるものではない。 こんな状況だからこそ、最後まで諦めずに戦い抜く意志こそが何よりも大切なものなのだ。 たとえ生き残っていたのが自分ひとりだったとしても、最後まで戦うつもりだった。 だが……ここでアイビスがその意思を失くしてしまえば…… カミーユの不安は募る。そんな少年の心中を知ってか知らずか、アイビスは語り出す。 「あたしは、落ちこぼれだった。一人では何も出来ない子だった。 ……まるで、自分を見ているみたいなんだ」 何を、とははっきり言わずとも、アイビスがデュミナス――ゼストと自身を重ね合わせているということは明白だ。 アイビスもまた、落ちこぼれとして扱われてきた。 だから―― 「きっと、あたしが考えてることは、正しくなんかないんだと思う。 でも――見たくないんだよ。自分のことを認めて欲しくて、なのにそうしてもらえなくて苦しんでる誰かは――見たくないんだ。 自分勝手なんだ。分かってるんだ。でも、でも……!」 大粒の涙がアイビスの目からぽろりぽろりと零れ落ちていく。 赤毛の少女は、臆面もなく――他人のために、涙を流していた。 もしかしたらそれは、自分自身のための涙だったのかもしれない。 デュミナスがまるで自分のようで――鏡に映る自分の姿を見て、泣いているようなものだったのかもしれない。 でも、それでも。アイビスはデュミナスのために泣いていたんだ。 「アイビス……」 「ジョシュアはこんなあたしのことを命がけで守ってくれた。 シャアはあたしにみんなの分まで生きろって――勝手に死ぬのは許さないって言ったんだ。 クルツは無い胸張って生きていけるように、精一杯頑張れって…… ラキはこんなあたしのことを優しいって、ブレンをよろしく頼むって。 あたしはどう生きるのが正しいのかなんて分からない。自分がやることみんな正しいだなんて思っちゃいない」 「そんなの――俺だってそうさ。ただ、許したくないことがある。だから戦うんだ。 少しでも、自分を――世界を、変えていくために」 ああ――と、アイビスはぐずりと鼻をかみながら頷く。 カミーユは強いねと。 「あたしには、そんな大きな目的なんかないんだ。 でも、胸を張って生きていたいから――精一杯頑張りたいから――もう、自分を誤魔化したくなんかない」 すぅ、と大きく息を吸い、 「あたしは、デュミナスを助けたい」 そう言った。 「ごめんね……最後の最後で、こんな我儘」 いつの間にか、アイビスの瞳からは涙が消えていた。 代わりに満たすのは――意思。強い意志だ。 カミーユが望むものとはベクトルは異なるものの、その強度はまぎれもないものだ。 「本気なんだってのは……痛いほど分かる。止める言葉なんかないってことも、よく分かる。 ……それで、本当にいいんだな、アイビス?」 こくん、と首を縦に振る。 既に心は決まっている。まだ、何をすればいいのかは分からないけれど、自分が何をしたいのかははっきりと分かっている。 「ごめん」 「自分でそう決めたんなら謝る必要なんかない。 ……後悔だけはしないでくれ。そうじゃないと、大尉たちが浮かばれない」 「……うん。それじゃ――」 「いってこい、アイビス。――飛べ!」 カミーユの声を聞き、アイビスはブレンと共に飛んだ。
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